#3「第12回全国女性史研究交流のつどい in 岩手」へ!D-WANメンバー奮闘記(その3)

女性史研究交流のつどい@岩手も、いよいよ最終日。

分科会「史料(保存・公開・修復等)」は、「女性誌資料の保存と公開」「ミニコミ電子図書館への招待」「岩手のミニコミ誌~一条ふみの『むぎ』~」の中心に3本立てで行われました。

図書館、女性センターなどでは史料の保存はするが公開をしない上に、地方独自のものを所蔵しないという問題点が出されました。その中で、ミニコミを永久保存し、公開するというWANのミニコミ図書館への期待が予想以上に大きいことが分かって、責任の重さを感じました。

また、何人かの方は既にミニコミ図書館に収蔵されており、大いに感謝してくださり、大変うれしく日頃の苦労が吹き飛ぶ思いでした。

全体会では各分科会の報告の後、コーディネーターの江刺昭子さんから、インターネットを利用してのデジタルアーカイブ化は各地域で培われてきた女性史の取り組みの保存という課題への福音(!)とのコメントを頂き、WANについて紹介頂きました。

実際この3日間を通じて、多くの方にWAN(ミニコミ電子図書館)に関心をよせていただき、多くの問い合わせをもらいました。今後の収蔵ミニコミ拡大に、早くもうれしい悲鳴を上げています。

秋色が濃くなる東北の3日間、発見もとても多い日々でした。

D-WAN

金子・境・林・星野・満田

林2

林1

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「第12回全国女性史研究交流のつどい in 岩手」へ!
D-WANメンバー奮闘記(その1~2)は下記サイトへ!

#2「第12回全国女性史研究交流のつどい in 岩手」へ!D-WANメンバー奮闘記(その2)

第12回!女性史研究会交流のつどいのテーマは、「次世代に受け渡す女性史を~岩手(遠野・大槌・宮古)から~」です。

はやし1

二日目(10/11・日)は大槌へ、バスで移動。プログラムは次のとおりです。

◇記念講演  小原麗子 『自分の生を編む』 ―おなご、そして戦争―
近現代史研究者:大門正克さん(横浜国立大学)

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◇東日本大震災大槌の被災について:佐々木健さん

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◇シンポジウム:3度の津波と戦中、戦後を語る

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午前のプログラムはミニコミ図書館に「通信おなご」「別冊おなご」を収蔵してくださった小原さんの講演は残念ながら変更となり、近現代史研究家の大門正克さんによる「小原麗子『自分の生を編む』―「おなご」、そして「戦争」―」と題した記念講演でした。小原さんの客観的歴史的な位置づけについてを伺い、大変興味深かったです。その中で小原さんの活動である「おなご」については、WANで資料を見ることができる旨、ご紹介頂きました。

お昼休みの時間を利用し大槌町災害状況ガイドとして3.11の震災以降復興に携わった職員によるプレゼンが行われました。復興はまだまだこれからなんだなぁと思いました。

午後はシンポジウムは、3度の津波と戦中に艦砲射撃を体験した80~90代の女性3人のインタビューでした。それぞれ個人として人生を懸命に生きてこられた経験談は、とても含蓄に富み女性史のつどいにふさわしい内容を聞くことができました。最後は登壇者のおひとりの指導のもと、津波てんでんこを意味する「すたこら音頭」の手踊りを会場全員で踊り歌いました。

何しろトイレ休憩も取れないほど分刻みのスケジュールで、内容盛りだくさんでしたが、帰りのバスからは真っ赤な田園の夕焼けを眺めながら2日目を終えました。ユニークでとても考えさせられる企画を立てられた主催者に深く感謝します。

そして、明日はいよいよミニコミ図書館の参加する分科会があります。史料保存のメリットをお伝えしつつ、是非参加団体を増やしたいと思っています。その報告については、次回をお楽しみに。

D-WAN
金子、境、林、満田

「第12回全国女性史研究交流のつどい in 岩手」へ!
D-WANメンバー奮闘記(その1・3)は下記サイトへ!

#1「第12回全国女性史研究交流のつどい in 岩手」へ!D-WANメンバー奮闘記(その1)

D-WANでは今年最大のイベント!

3年に一度の「全国女性史交流のつどい」(10月9日から11日)にてWAN主催の分科会を開催し、WANの広報とミニコミ電子図書館のコンテンツへの協力の呼びかけをするために!
東北路は遠野へ、主力メンバーが大挙、遠征中です。

いずれ加納実紀代さんの基調講演とWAN主催分科会のもようは動画コンテンツにアップされる予定です。ご期待ください。

*********************D-WANメンバーからの報告です!

D-WANメンバーで「全国女性史交流のつどい」に参加しています。

東北新幹線から単線の在来線に乗り換えたら、3両の車内はすでに女性史交流会に参加しそうな人たちで超満員!!
車掌さんも何事かとビックリの様子ですが、満田チーフはWANのリーフレットを持参しておらず臍を噛んでいました。新花巻からの1時間弱の移動時間を利用して、「WANの広報ができたのに~」と悔しがっていました。
開会のあと、基調講演はやはりD-WANメンバーの加納実紀代さんが「戦後70年:平和の礎としての女性史を」と題して女性史を通じて、過去の女性の経験を聞き取るだけでなく、現在の安保問題や原発問題に結びつけて考えることが大切であり、次世代につなげていくことが重要であるとのメッセージを力強く語られました。
その後の分科会2は戦中・戦後70年(1)はD-WANから井上輝子さんがコーディネーターになって、米田佐代子さん、箱石邦夫さん、関千枝子さんが発表されました。
戦中、戦後が語られるときいかに女性(少女)の記録が少ないかを強調したうえで、当時実際に少女勤労動員に携わった当事者が会場からも発言をされてとても臨場感あふれるものでした。
夜は交流懇親会が開かれ、乾杯の後は各テーブルから活動報告PRが行われました。
もちろんD-WANの紹介をさせて頂きましたが、それぞれの女性史の活動団体へも猛アタック。これぞ!という活動をされている人に挨拶がてらミニコミ図書館への収蔵を働きかけました。WANの活動をご存知の方も多く、すでに会員の方も多数いらっしゃいました。そのおかげか、4つの団体からミニコミの収蔵にご了解を得ることができました。
今回の交流の集いは3日間毎日会場が変わり、遠野→大槌→宮古と移動します。
明日は朝早くから大槌にバスで移動、続きは宮古からご報告します。
D-WAN
金子、境、林、満田

林1

林2 「第12回全国女性史研究交流のつどい in 岩手」について → http://www.mwh-iwate.jp/

「第12回全国女性史研究交流のつどい in 岩手」へ!
D-WANメンバー奮闘記(その2~3)は下記サイトへ!

混沌と夜の卵から

ブラウジング女のためのミニコミ電子図書館(4)

D-WANの最新記事「リブは女(わたし)のブーメラン ――リブ合宿から『女・エロス』へ」を読んで疑問がわきました。

『女・エロス』はD-WANで読めるのかな。

さがしてみよう。まずWANトップからサイト内検索。(日付のすぐ横です。)

ありました!『資料日本ウーマン・リブ史 総索引』p.2によればII巻とIII巻に『女・エロス』のことが言及されています。

II巻の300ページから発刊に際しての趣意書、301ページから宣言文が掲載されています。300ページ右サイドのコラムには紹介文もでています。

エロスってどういう意味なんでしょう?そんなことを思いながらふと『女・エロス』第3号までの目次に続く305ページを見るとなんと、富山妙子さんがひとつのヒントをくださっているではありませんか。

ギリシア神話によると、アフロディーテ(ヴィーナス)は美の女神で、そのむすこがエロスですが、またエロスはカオス(混沌)とニュクス(夜)の卵から生まれ、秩序をつくるものともいわれています。

『女・エロス』とはまったく別の文脈ですが編集者が「あふれる思いを言葉に」の章におさめているように問題意識は同じです。富山さんはここでギリシア以来、体制(オトコ)によって作られてきた「美」の基準を批判されています。

これは富山妙子さんがらみの同時生起現象に違いない。そんなふうに感じたのは富山妙子さんが5月10日に名古屋でトークイベントをされることになっていて、先日そのちらしを友人からもらったばかりだったからでした。YWCA名古屋主催のこのイベント。WANにもお知らせがでています。
http://wan.or.jp/information/index.php/event_show?id=2544

富山妙子さんは、さきほどの『資料ウーマン・リブ史II』によると 「市民に権利の回復を!市民連合」(1974年設立)の代表をされていて『新しい地平』という機関紙を発行されていたのでした。機関紙の2号の記事の中に上記の引用部分があります。

分厚い本なのでひっぱってくるのが重いですが下のリンクから読めます。『女・エロス』の記事とあわせて300ページから305ページでご確認ください。

http://wan.or.jp/document/web/images/womenslib/womenslib02.pdf

ミニコミ情報を掲載するミニコミ

ブラウジング女のためのミニコミ電子図書館(3)

D-WANトップから最新のミニコミにアクセスしました。
松香堂書店発行の「ウイメンズブックス第78号」(2001年2月25日)。
PDF版はこちらです。

このミニコミは「女性の本の情報誌・ウイメンズブ ック友の会会報」とあって
当時どんな本が出版されていたのかがわかります。

本の紹介は女性が読みたくなるように1冊1冊工夫されていたようです。
そんな思いが伝わってきます。

ミニコミ情報もありました。
本号では11ページから12ページ。

ウイメンズブックスは数号分欠けているようですが第1号からこちらでご覧になれます。

 

松香堂書店については『女の本屋の物語』に詳しく書かれています。

 

井上輝子さんが1971年に書かれた記事をミニコミ電子図書館で読むには

ブラウジング女のためのミニコミ電子図書館(2)

ミニコミこぼれ話の井上輝子さんによる最新記事「ネットもパソコンもない時代に」を読みますと『婦人問題懇話会会報』のことが書かれています。

井上さんは辺輝子(ほとりてるこ)の筆名で記事をいくつか書かれたそうです。

たとえば上の記事にでてきた「女のアイデンティティを求めて──中間世代の見たウーマン・リブ」。

探してみました。

まず和光大学のレポジトリから井上さんの『女性学と私 : 40年の歩みから (井上輝子教授退職記念)』(PDF版)をダウンロードしました。

この本の巻末にある刊行作品年譜に

1971年 「女のアイデンティティを求めて──中間世代の見たウーマン・リブ」『婦人問題懇話会会報』第14号(辺(ほとり)輝子の筆名使用)

とあります。では『婦人問題懇話会会報』第14号をWANのミニコミ電子図書館からアクセスしてみましょう。
日本婦人問題懇話会会報 No.14 現代の婦人解放
↑こちらをクリックしてください。

「ダウンロード(PDF)」というところをクリックしPDFファイルをダウンロードします。

74ページあるのでダウンロードに少し時間がかかるかもしれません。

目次をみると辺(ほとり)さんの記事は6ページからはじまることがわかります。

リブの集会にでかけ、その興奮が冷めやらぬうちに書かれたと思われる熱い文章です。そのときのメディアの取り上げ方とは異なり、ウーマン・リブ時代の空気を共有できている人にしか書けなかったいくつかの問題提起です。

とくに女が主体性を持つことが大事だと力強く響いてきます。

ここでいう「現代の婦人解放」とはウーマン・リブをさしているといってよいでしょう。同じ巻の他の投稿者の記事からもウーマン・リブ時代の熱気が伝わってきます。

 

ところでみなさん、ミニコミ電子図書館の各ミニコミ誌にご自分でタグがつけられることをご存知でしょうか。

各号ごとにタグがつけられます。

「タグを追加」リンクをクリックしあらかじめタグのリストが用意されていますので適切なタグを選んで下の「タグを追加」ボタンをクリックするとタグが追加できます。

わたしも『婦人問題懇話会会報』第14号には「ウーマン・リブ」を選んでつけてみました。

タグについての詳細はこちらです。

(ときどきツイッターで@wansmtの中の人、石河敦子)

新シリーズ ブラウジング女のためのミニコミ電子図書館

職場の演劇プロジェクト「にじいろちらしずし」も報告書作成を残すのみとなりました。つながるWANで今年はこの演劇プロジェクトについて書いてきましたが、新しいテーマで再開します。

 

タイトルはやっぱりネットだからブラウジングかなと。図書館にもブラウジングコーナーあるぐらいですしね。

 

ミニコミ電子図書館の個別ページからツイートを継続的にやっていこうと一度はやる気になったもののファイルを開くとあまりに膨大な情報が入っているため、とても140字では言い表せないものばかり。140字以上入力できるこちら、つながるWANからミニコミの利用方法もシェアしつつ発信していこうと思います。

 

WANトップのメニューバーから入れますが

もっとすばやく情報にアクセスしたいかたは

この登録団体一覧をチェックしてみてください。

http://wan.or.jp/document/web/dantai

 

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今日は国際婦人年あいちの会が気になりました。

http://wan.or.jp/document/web/dantai/show/id/26

ふたつのファイルがありまして、左側のファイルには手書きの議事録などが入っています。

 

右側は37ページからなる出版物。

奥付もあって1975年12月14日発行。

これによると国際婦人年あいちの会に「女の声を集めるグループ」があったことがわかります。

実にさまざまな女性の声が集められていて、テーマごとにまとめられています。たとえば10ページの「夫と妻」の項にはこんなのがありました。

 

「英会話を習いにいくのは毎晩でも許してやるから、国際婦人年に関係する会にだけは、今後絶対に出るなって、主人にいわれちゃったの。」

 

国際婦人年あいちの会が残してくれたミニコミのご紹介でした。

 

これからもミニコミ電子図書館内をあちこち探索していきます。

(ときどきツイッターで@wansmtの中の人、石河敦子)